なんか京都に移住することになった
明けましておめでとうございます。
突然ですが、京都に住むことになりました。
理由は家庭の事情です。我々はもう親から車の免許を取り上げるとか、同居とか介護とか、 そういうことを考えなければいけない年齢なんですよ……。
さて、気になる職についてですが、FA 宣言させていただく形になりました。
まだ在職中で最終出社日も決まっていない異例の記事ですが、 引っ越し日程から逆算して次の就職先(=通勤経路)を決める必要があるのです。
今後に関して
まだ何も決まっていませんが、2 月中旬には決めちゃう感じのスピード感です。
- 京都にオフィスのある会社
- フルリモートの実績がある会社
のいずれかで働きたいと思っています。
他の要素としては
- 開発言語には特にこだわりはありません。Ruby だと今の知識が全て活かせるのでマッチしやすそうです
- サーバサイド/クライアントサイドにもあまりこだわりはありませんが、クライアントサイドの強い知見はありません
ぐらいですかねぇ……。
- ユーザ間コミュニケーションを有む B2C サービスがあると嬉しいです。コミュニケーションデザインが現職でもメインの事業領域ですし、引き続き興味があります
- スマホゲームの大規模トラフィックに魅せられる日々を送っていたので、ある程度のトラフィックがある方が望ましく思っています
- 100〜700人ぐらいのサイズを経験した結果、100〜250人ぐらいの会社さんが自分は一番働きやすいなという印象を持っています。いわゆるダンバー数ですかね。1, 2 プロジェクトではなくなって、でも全員の顔や興味が覚えられるぐらい
- 適当に OSS 活動をしていても怒られない、というのは、今どき大抵そうなのでは?という気がしていますが一応書いておきます
- OSS に積極的に貢献している、積極的にアウトプットしているメンバーが居ると、自分も引っ張られて意識が高まるので非常に歓迎です
といった辺りをボヤッと考えていますが、全ては縁なので、おそらくこの条件とは違うところに居るだろうなという感覚があります。お声がけをお待ちしています。
連絡は Twitter, Facebook, メール 等でいただければ。(Twitter が一番反応が早いと思います)
現職では主に Rails を使用したスマホゲームの API バックエンドを担当してきました。
だいたいやったことは スライド に仕上げていまして、
- 2009 年のソーシャルゲーム黎明期からずっと担当していて、ユーザ数の桁が変わることに依るアーキテクチャの変更を 3 度見てきました
- 1 回目が mixi アプリ (PC) のリリースで、SNS のトラフィックが流れてきたとき
- 2 回目がカードバトルゲームのリクエスト数に出会ったとき
- 3 回目が版権もののゲームをリリースしたとき
- RubyKaigi で 登壇したり、パネルディスカッションに出たり
- 地域 Ruby コミュニティに参加したり ぎんざRuby会議 01, 渋谷Ruby会議01, 東京Ruby会議10
- 新卒教育や採用活動をしたり Webアプリケーションは難しい, 短期間で新技術を学ぶ技術, 夜の合同説明会
といった活動をしています。
今後も何らかのサービス開発に携われたらと思っています。
何で辞めるの
正社員用のフルタイムリモート制度の策定までいけませんでした。 パートナーとして残るという提案をいただいています。 (リモート勤務しているパートナーさんはいらっしゃいます) ということで、良いタイミングだし就活もしてみようかなという感じです。
現職には色々成長させていただき、本当に感謝しています。 OSS コミュニティと関わるようになったのは現職に転職してからですし、 インフラ、Rails は言うに及ばず、iOS/Android アプリや Web フロントエンド、ユーザサポートやチームマネジメントまで 様々なキャリアを積む経験に恵まれ、非常の多くの人にお世話になりました。
現職に関して
辞める理由が完全に僕の家庭的事情なので、ネガティブな理由ではないのは伝わると思いますが、 よく聞く質問から一部をお答えすると
年収
有価証券報告書に従業員数や平均年齢、勤続年数、年収が載っているんでそちらをご覧くださいという感じですが、 平均年収は 2017-03-31 時点で 6,244,723 円です。
内藤さん (社長) は「平均年収を 750 にする」って言っていて、 実際 2010 年当時は平均で 500 万だったのから 125 万アップしているので、 ソシャゲ市場が牽引した年収アップにしっかり追随している感があります。
労働時間
僕自身でいうと、最盛期(5〜7年前)で avg 300h, max 330h /月 ぐらいだったんだけど、最近は 240h 前後です。 年齢的に徹夜できないのが効いてます。
330h は一般的には異常値に見えますが、1 日 12〜15 時間働いてるとして、 だいたい土日の片方は丸一日 PC 触らない日があるぐらいの計算です。(13.75h * 6day * 4week = 330.0h) 趣味と仕事が同じ人間としては、週 1 で完全に触らない日があるっていうのは緩いんじゃないでしょうか。
なお、これはガラケーソシャゲが異常に盛り上がって朝令暮改が当たり前だった 2010 年当時だからやれた働き方で、 今はこんな働き方はなかなかさせて貰えません。勢いよりも持続性を気にするからです。 燃え尽きられたら困るので、チームで上手に分担する方法を考える人が増えました。
なお、若手レイヤーの場合は裁量労働職ではないので 36 協定に従います。つまり 45 時間が上限です。 よく見たら僕も今は同じぐらいですね。真っ当な組織になった感じがします。
OSS 活動
好きにやれば良いんじゃないでしょうか。
https://github.com/drecom/ にアクティブなリポジトリが無いわけじゃないですし、 業務時間に作ったものを個人リポジトリに置いちゃっていることもあります。 (これは制度がまだ整っていないから出来ていることかもしれません)
推奨はしています。
技術力
ゲームのサーバサイドだと 2014 年ぐらいに転換点があって、 それまではただ JSON を返していれば良かったものが、リアルタイム協力プレイとかが出てきました。
なのである程度のリクエスト (レイド戦に代表されるような、同じボスの HP 等の同一リソースに対する更新も含む) を捌けるとか、 exactry once を本当は求めたいんだけど at least once なキューを使いながら重複をどう排除するかとかには知見があります。
あとは「業界平均程度のユーザ数/アクセス数があること」から察してください。
僕はソフトウェアエンジニアに求める能力は 3 つしか無くて
- 既存のアプリを歴史を読み解きながら改善できる
- 新規アプリを一から作れる
- 新しいものを学べる
だと思っています。
現職は「新規事業を生んでいきたい会社」なので新しいものを作れる人が居ないと話にならないし、 「当ててしまう会社」でもあるので堅い人が居ないと運営できないし、 両方のロールの人が居る/要るんじゃないでしょうか。
という感じでドリコムは悪くない職場です。
現在全方位的に人が足りておりませんので、ご興味のある方はぜひ応募していただければ。 気になる方は僕に相談してもらえれば色々正直なところも含めてお話できるかと思います。
※タイトルは なんか京都に移住することになった - すぎゃーん日記 インスパイアです
※FA 宣言は 退職とFA宣言のお知らせ | おそらくはそれさえも平凡な日々 インスパイアです